就職が早々と内定した宗太郎は実家から帰ってくるように言われる。
宗太郎もやっておかないといけないことがあった。自分のトラウマ。
今でこそ夢に見ることは無くなっていたが実家に戻るとまた見てしまった。
両親はサプライズのつもりで旅行を計画していたが聞かされていなかった宗太郎は
地元の友達との約束がいくつもあるからと辞退した。
旅行は長年家族ぐるみで付き合いのあるお隣さんとも行くことになっていたようで両親には言ってもらうことにした。本来なら行くべきだが・・・
昨晩、友達と飲んで昼まで寝ていた。起きて気がついたのは今朝、両親たちが出かけたことだ。そこで少し安堵する宗太郎。
ピンポーン！
インターホンがなる。
「そうちゃーん！？」
「何？！」
玄関に行くと旅行に行ったはずの隣の娘の夏樹がいた。
夏樹は休みだが学校の行事があるから断っていたらしい。
動揺する。宗太郎のトラウマの理由だったからである。
兄妹のように仲が良かった2人だが宗太郎の思春期の行為を見られてしまった。
しばらく会わなくなったが夏樹の方からまた1に来るようになった。
無論ギクシャクはしている。それでも元のようになりつつあった。
だが、進学した夏樹を見て動揺した。
そのの姿はあの時見られてしまった時に宗太郎が見ていたものと重なった。
それ以来、夏樹が重なり続ける。
そしてあの時の夢を見るようになってトラウマになった。
だから宗太郎は大学の近くで一人暮らしをするようになった。
そのトラウマが治りかけていたのに・・・
夏樹と二人きりになった時宗太郎は気持ちを落ち着かせようとするが
夏樹が意外な行動に・・・
そんな夏樹の行動が嫉妬心に火を付ける！
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